Love is blind!!
恋は盲目! 誰に恋するワケでもないけど、敢えて言うなら青春自体に恋してる!
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DATE: 2010/04/08(木)   CATEGORY: ナカムーラ家。
ナカムーラ家の正義論。
最近、犬を飼い始めました。
もー可愛くてしょうがないんですが・・・懐かんのです。チェリ子に。

まあ、家族が増えるってことはいいことだしね!!(自棄です)

そうそう、タイトルにも有りますが、正義といえばマホさんの話ですね。
では、今日もはじめましょうか。



授業開始のチャイムがなりひびきました。

「じゃあ、前回に引き続き教科書38ページを開いて」

科目は英語。
皆が一斉にパラパラと38ページを目指します。
チェリ子の教科書38ページでは、金髪碧眼のイケメン(これってイケてるメンツの略なんだって)、
ジェーンが・・・待ってコレ女?
まあ、ともかくジェーンが頬に笑みを添えながら「これは、レッスン3でもやったよね~」とか何とか言って
親指でグーサインを出してます。
何の気なしにレッスン3のページを開きます。

そこには、赤髪の女――多分ジェーンだろうな――が。

あれ、ジェーン何?イメチェンした訳?
そんなハズあるわけないです。
赤ペンで塗ったんだろうな。隣のページにこすれてる。

このときは、ちょっとぐれてたんだよー・・・。
ジェニー、自慢の金髪をごめんよ・・・アレ、ジェニーだっけ?

「チェリ子?何してんの」
「・・・は、すいませんっ!!」

隣からあきれた声が。
勤勉兄さんリュウさんが、チェリ子のお隣。
勤勉・・・・・過ぎて困る。
ジェニーが赤髪から金髪へ直ったのも、リュウさんのおかげ。

「チェリ子、俺の前で余所見なんて、いい度胸だよねー」

出ました。左手に消しゴム右手にシャープ。
コレが、リュウさんの基本装備にして最強の装備です。

「そんな塗っちゃって・・・ジェニーかわいそう」
「そそ、そんなことないよ!ジェニーは新しい自分を・・・」

バッチーン★

チェリ子の頭の側面から、煙が。
隕石もとい、リュウさんの消しゴムがブチあたりました。
そして、リュウさん挙手。

「せんせー、チェリ子さんがせんせーのことハゲって言ってまーす」
「違、いってない!!言ってないよ先生のことヅラだなんて・・・はっ!!」

「廊下にたっとれ!!」

死亡フラグが、白羽の矢みたいにチェリ子に突き刺さります。
それみろ、みたいな顔をしたリュウさんも、先生にお前もだ、とか何とか言われてます。

そして、二人で廊下に出ました。

無言。

「あのー・・・「俺ね」

「え?」

セリフがかぶった!!

「俺・・・」
「え」

口をへの字に曲げるリュウさん。

「最近、チェリ子たちの周りで変な事件、起きてるだろ」
「・・・」

そういえば・・・うーん・・・。
日本で狙われたり、親睦会で狙われたり・・・。
でもそれが何・・・?

「だから・・・」

リュウさんがいいかけたその時、授業がおわったのか、マホさんが教室から出てきました。

実はマホさん、リュウさんに心を寄せているんです。

軽い挨拶をした2人。
リュウさんが思い出したように言います。

「なあ、マホの家の見取り図とかってもらえない?」

おお、リュウさん大胆…

「え…っ、いい…けど…なんで?」
「俺、建築学の勉強してるんだけど…マホの家って綺麗で造りもいいからさ、それに」

リュウさんはそこで一拍おいてから、とどめをさします。

「マホに会う口実ができる…って言ったら引く?」

マホさん、ケチャップをぶちまけたような色した顔で、首を振っています。


あー…春ですねえ…
それから数日。
リュウさんに、コピーした我が城の見取り図を渡したマホさんは、地に足がつかずにふわふわしています。
時々一人で笑ったりしてるところを見ると、まあ、うまくいったんだな・・・と勝手に納得しています。
しかし、肝心のリュウさんが学校に来てません。どうしたんだろう・・・

1日、2日とたっても、来そうな気配は有りません。


事件は、リュウさんが来なくなってから一週間後に起きました。


夜、皆で晩御飯を食べていたときのことです。

皆様、侵入者です!!速やかに外へ!!」

警備員さんがリビングに飛び込んできました。
各々武器やら何やらを持って、一目散に走り出します。

「侵入者はドコに!?」

走りながらリサさんが叫びます。

「それが、屋根裏の宝物庫で・・・」

警備員さんが、眉を寄せて返します。

「それって、うちの城の秘密事項の場所なんじゃないの?」

ぜえぜえと息をしながら、最近この城に住み始めた医者のマリさんが問います。

まさか。

チェリ子はマホさんの顔を見ます。
マホさんは、前だけを見据えて、ちょっとだけ哀しそうです。


全員が外に出ると、大勢の警備員がこれまた大勢の黒服の男の人たちと向かい合っています。
あの黒服は・・・。

そのとき、隣からひゅっ、という音が聞こえてきました。

「――――・・・ゅ・・う・・・」

マホさん、です。
そして、視線の先には。

「アイツ、チェリ子のクラスの・・・」

長女が事もなさげに呟きます。


「リュウ!」

はらはらと流れ落ちる涙。
ちょっと臭い言い回しだけど、チェリ子にはそう見えました。


「どうして・・・
どうしてこんなことしたのよ!!」


リュウさんの両手には、我が城の重要な文書や宝石が。


「・・だろ・・・」
「・・・?」

暗くてよく見えないけど、リュウさんが震えています。

しょうがないだろ!?
お前を・・・お前たちを盾に使われたら、断るわけにはいかないんだよっ!!



叫び声をあげたリュウさんは弓を取り出し、近くにいたマイさんに向け、矢を放ちます。


「うっ・・・!」
「マイさん!!」

呻きが聞こえ駆け寄ると、マイさんが足をおさえています。

「マイさん!?」
「チェリ子、どいてて」

医者のマリさんと次女が応急処置をしています。
私も、としゃがむと、肩に熱がこもっています。

「え!?」

矢が、かすったのです。

フーさんやモエさんやルンさんの声が聞こえ、振り向くと。


「・・・」


数打ちゃあたる、とはこの事。
リュウさんが、震えながら、涙をこぼしながら弓を引いています。

マホさんは・・・。
弓をリュウさんに、向けて同じく引いています。

「お前を守れなくて、悪かった」
「・・・どうしたの?」

「放て」

ポツリと呟くリュウさん。


マホさんは、大きく目を見開きます。


「見取り図騙して奪ったのも、マホの大事な家族を傷つけたのも、全部俺だ」


「そうだな」

「!?」


横から入る声。
一瞬にして、リュウさんが吹っ飛んでいきます。

「リュウ!!」

リュウさんに駆け寄るマホさんを無視し、声の主は城へと入っていきます。


チェリ子しか、気付いてないの・・・?

とにかく、その背中を追いかけることにしました。

城の裏階段をつかってどんどん上っていくチェリ子と侵入者。

ばれてないのかな・・・?

「いい加減出てきたらどうだ」

ばれてたー!!
ここは潔く出て行こうじゃないの。

「城に何しにきたの?」

こういうのは、犯人を興奮させないように冷静にしなきゃだよね。

犯人はふ、と含み笑いをし、こちらを振り返ります。

「久しぶり、とでも言っておこう」
「・・・?」


そのうちわかる


そんな単語だけが耳に響きます。
頭が、ぐわんぐわんしています。


青い青い空の下。
錆びれた古い村。


立ちすくむ、少女。



目の前が、真っ暗に・・・。



「てか、このパターン多いだろ!?」

「チェリちゃん大丈夫?」

白いベッドの隣にはマホさん。
うなされてたけど、と苦笑い。

リュウさんもどうやら無事のようで、学校に来てるらしいです。


それにしても、あの夢は何だったんだろう・・・
見覚え、あるんだけどなあ・・・



太陽が、白い雲に隠れてしまいました。
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