Love is blind!!
恋は盲目! 誰に恋するワケでもないけど、敢えて言うなら青春自体に恋してる!
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DATE: 2010/03/02(火)   CATEGORY: ナカムーラ家。
ナカムーラ家の思い出。
こんにちは。寒い日が続きますね。

さて、仮設ブログのほうに不適切なコメントがされたため、あちらを閉鎖いたします。

あっちに乗ってた1話を再アップします。



・・・。

事の始めは、1週間前にさかのぼります。



「ああああぁああぁ!」

チェリ子の薬草庫が、荒らされてる!

城内の人に聞いても「やってない」の一点張り。

と、そんなチェリ子の耳に、唄うような声が入ってきました。



「うわ、ごめん!ソレやったの、僕!」



「ぎゃわああ!?」



振り返ると、見知らぬ男の子が。

ここら辺に、こんな子すんでたっけ?



それから、私と男の子はあったかい薬草庫のはじで色んな話をしました。

でもわかったのは、彼の名前が「ゆう」であること、年齢がチェリ子たちと変わらないってことだけ。



それでも、チェリ子とゆう君は、毎日話し続けました。



ある日、です。

その日も、いつもどおり薬草庫で話をしていました。

そこに、ナカムーラ家のメンバーがやってきました。

私は、ゆう君を紹介しました。けれど、返ってきた答えは。



「何言ってんのチェリ子」

「頭おかしいんじゃないの?」

「独り言なんて、とうとうヤバイね・・・」



頭がおかしいのは重々承知ですが。



あわててゆう君のほうをみると、切ないような苦しいような笑みを浮かべていました。

こう、なんか形容し難いような・・・ね。

ナカムーラ家のメンバーはさほどきにした様子もなく、変なチェリ子ー、と帰っていきました。



その夜、ゆう君と薬草庫で話していました。



「ゆう君」

「なに?」

「あ、ええと、うん・・・」



その先を続けようとするけど、そうするとゆう君が傷つくだろうと思い、言葉を飲み込みます。

そのとき、薬草庫のドアがゆっくり開きます。



「チェリ子ちゃん・・・・」



顔を覗かせたのは、通信員のマイさんでした。

マイさんは、チェリ子の近くに歩み寄りながら、言いました。



「私、そこの彼が見えるの」と。



このとき、嫌でも「ああ、ゆう君は`人間じゃない´」と気づかされました。

マイさんは、花を私に差し出してくれました。

ゆう君は、静かに佇んでいます。



「この花はね、人の過去が見えるんだよ。今日行ってきた国で売ってたの」



わざわざ・・・?この人は、ホントに良い人なんです。

使ってみろ、、ということなのでしょう。

チェリ子は、使い方を教わり、花を受け取りました。

ゆう君のことを思い浮かべ、ゆっくりと目を伏せます。



目を伏せると、彼の記憶でしょうか。それがぐるぐると走馬灯のように駆け巡ります。

光。ひたすらその光を目指して走ります。

光が、途切れました。視界がハッキリしてきます。



どこかの、教室でしょうか。



机に座ったゆう君と、周りにあつまる男の子達が居ます。



「始まるってよ、本土決戦」

「あー、いよいよか・・・手ェ震えてきた・・・」

「お前、何隊だっけ?」

「ええと、A339隊だ」

「A!めっちゃ強いトコじゃん!」

「で、どこに飛ばされるって?」

「だぁから、本土だって」

「本土のドコ?」

「ロンドン、だ」



みんな、いっせいにため息をつきます。



「そういや、お前、どこ部隊?」

「あー、俺攻撃要員。先輩達、弾使い荒いんだよなー」

「あはは!俺は栄養士だ」

「あ、俺も俺も。医学系専門部隊」

「すげー、医療なんてよくとったな」



と、ゆう君に視線が集まります。



「んで、お前は?」

「俺?・・・通信員、ってとこかな」



「「「「すげー!!」」」



やんややんやと、ゆう君の周りで騒ぎ始める男の子達。




知っています。



攻撃要員が、「歩兵」即ち「捨て駒」であること。



医学部隊が、自分たちはこん安全な場所にいて、自分達の仲間が傷ついていくのをむざむざと見過ごすという、

つらくて苦しい部隊であること。



通信員が、銃弾飛び交う戦線の中で、情報の波に飲まれながら、自分達に必要な情報だけを抜き出し、暗号を解読して仲間に伝えるという、最も過酷な命を背負っていることも。



知ってます。今、わかりました。

コレが、戦争だということ。



「(ゆう君は)」



すると、ゆう君はおもむろに鞄から紙切れを取り出しました。

それは・・・写真?

「お前、ソレ彼女?」

「ま、まあな」

「へー、やるじゃん」



そこに写っていたのは――――・・・



と、激しい頭痛がチェリ子を襲います。




次に目を開けると、見慣れた風景が。



「ナカムーラ家の城、だ」



ただ、違うものがありました。



「何コレ・・・」



美しかった城壁は赤黒くそまり、人、多分人が、地面にひれ伏しています。

そんな。

そんなところに、ゆう君はいました。



『こちら、A340隊。ガガッ――い、―を――・・』



華奢な肩に担がれた無線から、ノイズつきの音声が響きます。




『こ、ちら・・A339隊・・・・



















俺以外、全滅・・・です・・・っ!』









写真を握り締め、膝立ちをして空を見上げています。



「―子―・・・リ子――・・・」



ゆう君は、涙を流して泣いていました。














「リ子・・・チェリ子ちゃん!!」

「ほわっ!」

いきなり、目の前が明るくなりました。どうやら、花の効果がきれたようです。



「チェリ子ちゃん」



ゆう君が、にこにこしながら手を差し出しています。



「チェリ子」

背後から声がして、振り向くといつものメンバーが。

代表してマイさんが口を開きます。

「皆には、彼のことちゃんと説明してあるから」

いってきなと、こえをかけてくれるメンバー。

手を差し出してくれてるゆう君。



その手に、自分の手を重ねてみます。

「・・・重ならないよー・・・」

涙が、零れ落ちてきます。何度やっても通り越してしまう手。



「泣かないで、チェリ子ちゃん」



そういったゆう君も、泣いていました。

「俺は、幽霊。自縛霊っていった方が近いかな」

ゆう君は、チェリ子の頭をさするしぐさをしました。



「君が見たすべてが、俺の記憶すべてだよ」

「・・・」

「俺は、通信員だから、お前が死んだらダメだって、みんながかばってくれたんだ。

俺は、皆は、そこで・・・」

「うん・・・」

「俺もアレから、自ら命を絶った。ここ、ナカムーラ家の地で」



だんだんと薄くなっていくゆう君の体。



「俺を、この地に縛り付けてる未練。未練は・・・」




「過去に恋したキミに、会えずに死んだことだよ!」

メンバーも、うるうるしながら

集まってきます。あ!、とか頷いてたりとかしてるから、ゆう君のこと、みれたのかな。



「俺は、ずっとキミに恋し続けるよ!」

足が、消えます。

「ゆう君!ゆう君!!」

手も、きれいな金色の粉になってさらさらと風に運ばれていきます。



「あ、言い忘れてた!






俺の本当の名前は―――」




全て。全てが消えました。





これが、チェリ子の不思議体験です。

あ、そうそう。最近、チェリ子の周りにだけ、風が吹くんです。

不思議ですよねー・・・




まさか、ね。

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No title
風の谷の薫 | URL | 2010/03/04(木) 00:33 [編集]
やふぉーい
私だ。(わかんねぇ

ようやっと見に来れたぜん(はぁと


:感想
ナカムーラ家で
……出番が、欲しいです…安西チェリ子先生…!

そんじゃ、頑張ってにーノシ
No title
チェリ子 | URL | 2010/03/04(木) 19:28 [編集]
おー!
コメありがとねえ(^^)
大丈夫、出番はそのうち廻ってきます。

今、構想を練っとりますよ!
ご期待あれ!!

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